いかがお過ごしでしょうか、かにみそです。
新型コロナが世界で猛威を振るってもう2年以上なのですね‥‥。
(ところで、いつまで「新型」なのでしょうか。世界では「COVID-19」「SARS-CoV-2」などの名称で報道されているのに、「新型(つまりnew-type)コロナ」と報道しているのは日本だけのような気がします。屁理屈失礼しました。)
皆様のお財布事情はいかがでしょうか。老後2000万円問題(2019年)、新型コロナのパンデミック(2020年)、ウクライナ情勢(2022年)による物価上昇懸念など、お金に関する悩みは尽きませんね。よく「有事の金(きん)」と言われますが、一定期間の生活に困らない程度の余裕資金は常に確保しておきたいものです。
職場の先輩からは、独身で実家暮らしなら年間で100万ずつは貯めておきたいところ、と助言をいただいています。はい、そうです、私は実家暮らしで、両親と自分の計3人で共同生活を送っています。(あっ、犬も1匹います。)
生活費が共同で、職場が近く自由な時間が多い、というのは貯蓄に大いに貢献してきました。今でこそ貯蓄ができていますが、もし過去に道選びを大きく間違えていたら、横道にある崖から転落していたかもしれません。というのも、
1.なけなしの小遣いでやりくりしていた高校までの18年間 → 2.大学生活でアルバイトが解禁になり、生活費以上に稼ぎすぎて生活レベルを上げてしまい浪費癖がつく → 3.浪費癖がついたまま新卒で新車を買い、奨学金返済とのダブルローン(給料2年相当)
今思うと、新卒で給料2年分の借金を抱えてよくここまで頑張ったなと感じます。(もっと自信持ってもいいのに、と我ながら思います。)
そこで、自分のお金事情を振り返り、利用している金融サービスを以下にまとめる事にしました。
資産の形成方法
財形貯蓄で給料天引き
入社2年目のある日、会社で財形貯蓄の説明を受ける機会があったので、説明会に参加しました。最低限の努力で生き延びてきた私は、情報を取り込むことに鈍感で世間知らずな部分があり、財形貯蓄制度の存在すら知りませんでした、お恥ずかしい。大学生活で浪費癖がついてしまっていた私は、親に契約した方がいいか相談しました。(もちろん即答でYESでした。)
お金を下ろすのに多少の手間がかかる財形貯蓄は、面倒くさがりの私にピッタリの貯蓄方法でした。始めた直後のリーマンショックで将来が不安になる時もありましたが、10年で「負債 < 貯蓄」の構図を作れました。(負債の返済も行っていますので、当時で負債は給与1年分未満です。)
もしこの道選びを間違えていたら、私の今は全然違っていたでしょう。
年金保険による積み立て
「負債 < 貯蓄」に近づいてきたあたりで、年金保険を契約しました。当時の自分なりに考えて、同僚に話を聞いてもらって決めました。(ちなみに相談した相手は、気になっていた異性です、お恥ずかしい)
契約した理由としては、以下の通りです。
- 資産の分散
- 解約した場合の資産減少リスクを利用した、老後への貯金(年金形式での払い戻し)
- 「毎月の支払」の決行
資産運用の開始
私は、数年前から株式投資で資産運用を始めています。
きっかけは、お世話になっているすかいらーくグループの、当時の卓上広告でした。
株主優待に関する情報が記載されており、広告としては珍しい部類だと思いました。
世間知らずな私は、誰でも株主になれることを知りませんでした。株に興味を持ち始めた私は、株の始め方を早速調べました。
しかしこの時点で、私にはまだ気がかりな点がありました。
両親が、パチンコ・競馬などのいわゆるギャンブルを嫌っていたことです。
もちろん、株式は「投資」にあたるので別ジャンルですが、資産が減るリスクという点ではギャンブルと同じです。しかも投資信託ではなく個別株ともなれば、それなりの程度資金が必要です。
そもそも、アルバイトが解禁になった大学生活によってお金に無頓着になってしまった私は、親のアドバイスで給与天引きしていた財形貯蓄がなければ、今現在も貯金がなかったかもしれません。長い間生活費の資金繰りに苦労してきた両親が、「資産が減るリスク」をどのように考えているか知りたかったため、念のため株式投資を始めてもいいか確認を取りました。(自信なさすぎですよね、お恥ずかしい!)
回答は、「Yes」でした。政治経済の勉強にもなるから問題ないとの事でした。さらに意外にも‥‥
「投資のための余裕資金があれば株式投資をしたかった」とも言いました。父も定年を迎え、退職金で借金を返済し余裕が生まれたため、タイミング的に株式投資を始めようと思っていたようです。
こうして、さらなる資産の分散を兼ねて、株式投資をスタートさせました。
資産運用環境
ここからは、資産を作るにあたって利用してきた金融サービスの一部を紹介しようと思います。
資産ポートフォリオ
金融サービス紹介の前に、私の資産ポートフォリオです。資産の割り当て・分布と言えば分かりやすいでしょうか。
- 生活防衛資金:日常生活で使用している銀行口座の預金と、所持金
- その他預金:給与天引きの貯蓄
- 株式投資用余裕資金:不安定相場に備えるための予備資金(主に証券口座内)
- 日本株(評価額):保有日本株の評価額
- 米国株(評価額):保有米国株の評価額
- 米ドル(評価額):米国株の、配当金や外貨決済によるドル建て現金
- その他:証券会社信用口座内の証拠金、年金保険など
奨学金は、半年前にポートフォリオの見直しを行ったときに繰り上げ返済で完済し、ようやく負債0です。
決済手段一覧
自分が所持している決済手段の一覧を記載します。
所有クレジットカード
作成年月 | カード会社 | 作成カード名 | 国際ブランド | 使用頻度 | 付帯ポイント |
---|---|---|---|---|---|
2001 | クレディセゾン | セゾンNEXTカード | JCB | ★ | 永久不滅ポイント |
2009 | オリエントコーポレーション | らき☆すた MasterCard UPty | MasterCard | ★★ | 暮らスマイル |
2013.11 | 楽天カード | 楽天カード(Visa) | VISA | ★★★ | 楽天ポイント |
2021.12 | クレディセゾン | セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード | AMERICAN EXPRESS | ★★★ | 永久不滅ポイント |
1.セゾンNEXTカード(元:セゾンカードインターナショナル)
大学生活を始めた頃に、最寄りのスーパーで発行していたカードで、「指定日に5%引きになるカード」という理由で作りました。1枚目なので、クレジットカードを使用・管理する練習という目的もありました。なお、一度財布を落としており、カードの使用を一時STOPさせた経験もあります。
記事を書くにあたって調べていたところ、もともとは郵便貯金キャッシュカード機能がついていた「セゾンカードインターナショナル」だったのを思い出しました。提携サービスが終了して切り替えられたカードのようです。
就職して対象スーパーが生活圏から外れてしまったので使用頻度が減りましたが、永久不滅ポイントのため現在までポイント消失はありません。
セゾンカードインターナショナルへのリンク:https://www.saisoncard.co.jp/creditcard/lineup/001/
2.らき☆すた MasterCard UPty
当時話題を呼んでいたTVアニメーション「らき☆すた」のデザインをあしらった、リボ払い専用のカードです。原作スタート時から応援していた作品かつ、アニメイラストが入った斬新なクレジットカードということで、連載されていた雑誌に情報が掲載され募集していたので作りました。
獲得したポイント(暮らスマイル)の期限が延びることはなく、獲得月から2回目に迎える誕生月まで(13~24ヵ月)と期限が短いですが、期限目前に暮らスマイルをオリコポイント(期限:交換月の翌年同月末)へ変換すると約1年の猶予ができますので、それまでに提携ポイントと交換できる分の暮らスマイルを貯める、といった手法をとっています。
らき☆すた MasterCard UPtyへのリンク:https://www.orico.co.jp/merchant/luckystarcard/index.html
3.楽天カード
2013年に、プロ野球球団「楽天ゴールデンイーグルス」が日本一になり、日本一セールを開催していた楽天市場でお買い物マラソンをするべく作りました。当時の入会時サービスポイントが8000ポイントで、ポイント発生の判定額が100円と貯めやすいカードだったのも決め手でした。
(3以外のカードの判定額は1000円で、月の使用額が999円だとポイントが付きません。一方、3の場合は月の使用額が999円でも9ポイント付きます。)
定期的に開催されているお買い物マラソンで、効果を発揮します。
4.セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
持っているとステータスになりそうなカードとして、あと1枚、ゴールドカードもしくはアメリカン・エキスプレス・カードを作りたかったのですが、ここで問題になったのが年会費です。既に3枚もクレジットカードを所持しているため、年会費の元を取れるか心配になり作成を保留していました。
時は過ぎ、数年経過したある日、突如1通のダイレクトメールが届きます。
それは、年会費が実質永年無料になるゴールドカードの案内でした。
1のカードを20年使用し続けていたから届いたのでしょうか。詳細は分かりませんが、ゴールドカードかつ国際ブランドがアメリカン・エキスプレスだったので迷わず作成しました。
ちなみに年会費無料の条件は、永年「入会月翌月からの1年で1円以上の支払い」です。12月に入会したので、毎年1月~12月で1回使用し続ければ年会費永年無料ということです。
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードへのリンク:https://www.saisoncard.co.jp/amex/gold/(通常、年会費がかかるので注意)
主な運用ポイント
運用開始年 | ポイント名 | 使用頻度 | 貯めやすさ | 消失リスク | 1ポイントの価値 |
---|---|---|---|---|---|
2001 | 永久不滅ポイント | ★★ | ★ | ★ | 5円相当 |
2009 | 暮らスマイル(=5オリコポイント) | ★ | ★ | ★★★ | 5円相当 |
2013 | Tポイント | ★★★ | ★★ | ★★ | 1円相当 |
2013 | 楽天ポイント | ★★★ | ★★★ | ★★ | 1円相当 |
2015 | Gポイント | ★ | ★ | ★★ | 1円相当 |
2015 | dポイント | ★★ | ★★★ | ★★ | 1円相当 |
1.永久不滅ポイント
株式会社クレディセゾンが提供する、クレジットカード付帯のポイントです。ポイント獲得の判定額が1000円のため貯まりにくいですが、消失リスクはほぼありません。(カード解約やサービス終了は例外。)
2.暮らスマイル
株式会社オリエントコーポレーションが提供する、クレジットカード付帯のポイントです。ポイント獲得の判定額が1000円のため貯まりにくく、期限も短めです。(付与されたポイントごとに獲得月から2回目に迎える誕生月まで。)期限目前に暮らスマイルをオリコポイント(期限:交換月の翌年同月末)へ変換すると約1年の猶予ができますので、それまでに提携ポイントと交換できる分の暮らスマイルを貯めましょう。
なお、カードの年間使用額に応じて、ポイント付与倍率がUPする制度があります。
(2022年3月31日でTポイントへの交換が終了になるようです。Tポイントを少し貯めづらくなってしまいました。)
3.Tポイント
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社が提供するポイントです。ポイント獲得の判定額は100円~ で、提携先によって異なります。提携先によっては商品にボーナスポイントが付くこともあり、比較的貯めやすいと思います。期限は、直近のポイント変動日(付与、使用など)から1年で、定期的に使用していれば消失リスクは低めです。一部、期間限定となるポイントがあります。
(2022年4月14日更新:Tポイントに関する記事を公開しました。)
4.楽天ポイント
楽天グループが提供するポイントです。ポイント獲得の判定は100円で、楽天経済圏の方(楽天市場、楽天カード、楽天Edy、楽天ペイ、楽天モバイルなど、楽天のサービスを多く利用している方)は大変貯めやすいです。期限は、直近の通常ポイント獲得月(使用は×)を含む1年で、定期的に使用していれば消失リスクは低めです。一部、期間限定となるポイントがありますが、楽天ペイで期間限定ポイントの消化が可能です。
5.Gポイント
ジー・プラン株式会社が提供するポイントです。ポイントサイト内のリンク先でサービスを利用するとポイントが付与されるタイプのポイントです。ネット通販を行っている企業などと提携していて、提携先ポイントとの二重取りも可能です。期限は、ポイントの最終変動日より12ヵ月です。
6.dポイント
株式会社NTTドコモが提供するポイントです。ポイント獲得の判定は100円~で、ドコモ経済圏の方(dTV、dショッピング、d払いなど、NTTドコモのサービスを多く利用している方)は貯めやすいと思います。期限は、付与されたポイントごとに獲得月から起算して48ヵ月後の月末です。期間限定ポイントが、d払いで消化可能です。
電子マネー・QRコード決済
電子マネー・QRコード決済に関しては、直近は運用機会が少なく使用頻度が減っているので説明は割愛しますが、主な用途を記載しておきます。
決済手段 | 使用頻度 | 主な用途 |
---|---|---|
楽天Edy | ★ | 楽天カードからのチャージにより、カード側と電子マネー側でポイント二重取り |
楽天ペイ | ★★ | 期間限定の楽天ポイント使用(期間限定ポイント支払いでもポイントが付与される) |
d払い | ★ | 期間限定のdポイント使用 |
WAON | ★ | ボーナスポイントのあるイオン系列での買い物 |
nanaco | ★ | セブンイレブン |
まとめ ー サービスの定期的な見直しを
以上、私が利用している金融サービスの紹介でしたが、その他サービスを探せばキリがありません。大手携帯会社経済圏の方もいるでしょうし、各個人の生活に合った私の知らない特化型サービスもあるでしょう。また、提携の解消や新規の業務提携により、生活圏で使いやすくなるサービスも随時変わるでしょう。
自分の生活圏で効果を存分に発揮するサービスを、定期的に見直してみましょう。
最近の私の見直しは、ドコモのスマホ・ポケットWi-Fiの2台持ちです。ポケットWi-Fiを楽天モバイルのスマホに変更しました。そもそも、当時から「テザリング」を知っていたらポケットWi-Fiは契約する必要性がなかったのに‥‥ああっ、お恥ずかしいっっ!
ドコモのスマホ&ポケットWi-Fi (見直し前) | ドコモのスマホ&楽天モバイルのスマホ (見直し後) | |
---|---|---|
基本使用料 | 2台分の使用料 | 楽天モバイルのデータ使用量を1GB以内に収めれば、ドコモのスマホのみ |
データ使用量 | 2台の合計で2GB以内に収める | ドコモを2GB以内、楽天モバイルを1GB以内に収める |
生活環境・生活スタイルが変わって、最近使っていないサービスやポイント、ありませんか?特にポイントの消失や、長年の不使用により年会費が発生するようなクレジットカードは注意したいですね。